ようやく

旅の疲れも取れてきた。たまの外食はいいけど、旅行って毎日外食ってのがつらかった。しかも、イビサ島はイギリス人やドイツ人がたくさん訪れるところなので、なんだか今までの旅行と勝手が違った。
普段なら、現地の料理を出す店がたくさんあるなかから、「どこがうまそうかな〜。」って探すのに、今回はどこを見ても『ピザ、パスタ、フルイングリッシュブレックファーストあります』みたいな状態。Barもスペイン本来の『バール』ではなく、いわゆる『バー』とか『パブ』。
ホテルの朝食もイングリッシュブレックファーストのビュッフェ形式。周囲にはトドのようなイギリス人たちが皿に山のようにベーコン、トマト、卵、ビーンズを乗せて食べていた。初日こそ私も頑張っていろいろ食べたんだけど、徐々に量が減っていき、最終日はシリアルとヨーグルトだけに。どうして、イギリス人たちはよその国へ行ってまで、自国の料理や酒を飲みたがるのかなぁ?
それでも、なんとかタパスを出すレストランやうまいフィッシュレストランを探し出して、スペイン料理を堪能できた。その中でも、San Antoni市街にある『Cafe Del Sol』というフィッシュレストランで食べたカルパッチョとガスパッチョが絶品!カルパッチョは子牛の肉を使っていて、赤身で臭みもなくとても軟らかかった。ガスパッチョは特に変わったものは使われていないと思うんだけど、とても美味しかった。使われてた野菜の分量が絶妙のバランスだったんだと思う。
ホテルのそばの店で食べたタパス料理では、Baby Squidのフライとタコのサラダ、スペインオムレツ、イベリコ豚のロースハムが美味かった。
出来そうなものから真似してみよう。
ところで、私たちが滞在していたSan Antoniという町はイビサ島の西側にある街で、海岸沿いにあるカフェで、チルアウトとよばれるジャンルの音楽を聴きながらサンセットを見るのが有名らしい。初心者なので、夕方早めに海岸に到着。素直に一番有名な店に入ってカクテル1杯とミネラルウォーターで日が沈むまで3時間粘った。残念ながら少し雲があったので、水平線に太陽が沈むのはみられなかったけど、音楽とあいまってとてもよい雰囲気。日が沈んだ後、みんなの拍手でしゅーりょー。
旅行へ行く前までは、「イビサといえばクラブ!」だし、いろいろ入ってみたいと思っていたんだけど、始まるのが遅すぎ!
ある晩、午前0時前に有名店の前まで行ったらまだ開いていなかった。そして、入場料が高い!30〜50ユーロ!!眠気と値段の高さに負けて、その日は諦めて帰った。
そして、翌日、早めに海から帰って、夕食を取り、仮眠。午前1時に起き出して街中へゴー。前日、入場料が47ユーロだったクラブが今日は15ユーロ。イベント内容によって値段が違うみたい。安かったのとイギリスでは有名らしいので、その『eden』というクラブへ入ってみた。
2時過ぎだったんだけど、まだ宵の口みたいな状態。その後徐々にお客さんが増えて、帰ろうとした4時頃には店の外に列が出来ていた。みんな朝まで踊るんだな、きっと。
なんだか、「クラブ?もちろん行ってきたよ」と言える体面を作ってきただけのような気がしないでもない。