2008-09-07 Cudirello

さてさて、3日間お世話になったカスティーリャ・イ・レオン州を離れて、次はアストゥリアス州
Cudirelloというマイナーな町へ。
ここは"Most picturesque fishing village on the Asturian coast"らしい。きっと海の幸も美味いに違いないという目論み。
宿泊したホテルは隣のVillage。ネットで予約したときのうたい文句では、Cudirelloまで歩いてすぐみたいなことが書いてあったので、その言葉を信じて夕ごはん前に下見に行こうと散歩に出かけた。
…歩いてすぐってウソじゃん。30分近く下り坂を歩いてようやく到着。
夕ごはん前に一回ホテルに戻る気をすっかり無くしてしまった私たち。だって、帰りはずっと上り坂ってことを知ってしまっているから。

でもまだ夕ごはんまでは何時間もあったので、一番高い丘(崖?)の上まで登って町を一望したり、土産物屋を覗いたりして時間つぶし。
それでもまだまだ夕ごはんの時間は先。中心部のBarやSidreriaのテラス席のお客さんで食事をしているヒトは誰もいない。みんなお酒やコーヒーを飲みながらのんびりしていたので、私たちも郷に従って時間つぶし。

ようやく20時を回ったのでごはんを食べるところを探したが、どこもまだ食事をしているヒトがいなくてキビシイ。とりあえず中心部から100mくらい離れたところにある、地元民で賑わってる感じの店に入った。
「Sidraをグラスで。」と注文すると、ボトルでしか出してない、と言われた。この地方の名物だし、仕方が無いのでボトルで注文。
Sidraの注ぎ方は変わっていて、グラスを低い位置で持ち、ボトルを高い位置で持ちながら注ぐ。空気が入るようにかなぁ?
ビールと同じくらいのアルコール度だったのであっさりとボトルを開けてしまった。
ちなみにこの店ではチョリソのSidra煮、焼きハムとポテト、イカのフリッターを注文。一皿が結構大きくてお腹がいっぱい。あれ?海の幸をほとんど食べていない。
すでに満腹だったんだけど、ガイドブックや旅行用辞書には載っていない魚(pixin)があちこちのメニューにあって、1軒目ではちょっとお高かったので食べずじまいだった。やっぱり心残りはよくないということで1軒目よりも安いところを探して二軒目に乗り込んだ。
出てきたものは、白身魚。でも、タラではないしタイでもスズキでもない。ナカヨシくんが「アンコウかなぁ?」と言っていた。「アンコウだったら私、食べたことほとんど無いから分からないや。」と私。
後日調べたところ正解!アンコウだった。いやぁ、すごいな。ナカヨシくん。
しかし、それも括弧書きで書かれていた(Rape:スペイン語)からたどり着いたもの。pixinはアストゥリアス語だった。
スペインはその土地の言葉でメニューが書かれているから大変。スペイン語訳すらないことも多々あるし。