2008-09-06 Leon 昼の部

朝、近くのCafeで美味しいクロワッサンを食べた後、Leonへ向けて出発。急に道路沿いをリュックを背負って歩く人の姿が増えた。これが巡礼者か!巡礼者が歩く道が世界遺産に指定されているらしいけど、私たちは車でラクラクな旅なので、どの辺りが世界遺産なのか結局分からず終い。
"Camino de Santiago"(多分英語でいうところのRoad to Santiagoだと思われ。)という看板がいたるところに現れるようになった。
Leonは巡礼者にとっての主要な停泊地の一つらしい。巡礼者のみなさまは歩きや自転車で頑張っていらっしゃる。私はナカヨシくんと、「みんなどのあたりから出発したのかなぁ?」とか「何日くらいかかるのかなぁ?」とか「毎日歩いているはずなのにみんな痩せてないね」なんて話ながら、あっさりとLeonに到着。
今日の宿泊地はParador!!しかもLeonのParadorは全Parador中、最大かつ最も荘厳・華麗だと言われているらしい。どうせ泊まるなら中途半端なところではなくてFlagship的な所じゃないと!ってことで、泊まってしまった。
一応、あまりにグダグダな格好はよくないんじゃないかと思い、ちょっとこぎれいな服装でチェックイン。手続きをしている間に他のお客さんを観察してみると、スーツ姿やドレス姿の方からハーフパンツにサンダルな方まで。ジーンズとスニーカーでも出入りさせてもらえそうな雰囲気。

このParadorは某所の紹介文によると、
『16世紀に建設が始まり、2世紀かけて建造された病院兼修道院で、プラテレスコ様式の装飾が施された、長さ100mにもおよぶ外観は圧巻。』
とのことらしい、様式とか分からないけど確かにカッコイイ!
いっぱい写真を撮りまくってしまった。そして客室も落ち着いた感じでとても過ごしやすかった。
少し休憩した後、市内観光へ。

スペインの大聖堂のなかでもステンドグラスがすばらしいと言われているLeonの大聖堂。中に入ると写真撮影禁止みたいな図が出ていたが、みんな写真を撮っていた。『英語で説明書きしてないのが悪いんだもんね』と言い訳しつつ私もパチリ。奥の方では結婚式の真っ最中。聖歌隊の人たちが普段着なのがちょっと不思議だった。お国柄なのかなぁ。

その後、夜狙いうちにするBarを下見に行ったついでに、一軒だけ入った。ワイン、Patatas alioli、ハムをムシャムシャ。んまい。夜の期待が高まった。
それからCafe探し。バスク地方を出たのでそろそろチュロスにありつけるんじゃないかとうろうろするが、なかなか見つけられなかった。ようやく看板にチュロスの写真が載っている店に入って注文すると、鼻で笑われて「チュロスは朝食だよ」と言われた。店に入ったのは午後3時頃。
もちろんチュロスは朝食の食べ物だということは知ってたさ。知っていたけど観光地だし、写真もあるから食べられるかなぁって思ったんだよ!
「明日の朝食は意地でもチュロスだ。」とこのとき決心した。